4月のある晴れた日に100パーセントのサンドイッチとコーヒーに出会うことについて：CAMELBACK sandwich&espresso（キャメルバック サンドウィッチ&エスプレッソ）

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奥渋谷、裏渋谷という言葉を聞いたことはあるだろうか。渋谷駅から文化村通りを進み、東急本店を越えてしばらくすると、若者の街・渋谷から一転して昔ながらの下町の雰囲気を残す街並が現れる。そこが奥渋谷、裏渋谷と呼ばれる神山通りの入り口だ。代々木八幡へと続くこの道は、人通りも少なく落ち着いた雰囲気。用が無くとも思わず足を止めたくなるような雰囲気の良いカフェやギャラリー、美味しいレストランも多くあり歩いているだけで楽しい気持ちになってくる。そんな最高の散歩エリア神山町で、4月の良く晴れた日の午後、私はこの店に入ったのだ。

CAMELBACK sandwich&espresso（キャメルバック サンドウィッチ&エスプレッソ）は、STREAMER COFFEE COMPANY（ストリーマー コーヒーカンパニー）出身のバリスタが淹れるエスプレッソと、元寿司職人（！）が作るサンドイッチが味わえるという異色のコーヒースタンドだ。店はテイクアウトが基本だが、カウンターや外のベンチで食べることもできる。代々木公園も歩いて10分ほどの距離なので、晴れた日には公園でピクニック気分で食べるのも気持ち良さそう。

塩キャラメルのアイスラテと、生ハムとルッコラ、トマト、オリーブオイルのサンドイッチを注文してみた。注文後、バリスタとサンドイッチ職人が無駄のない動きでそれぞれの仕事にとりかかる様子が、見ていて気持ち良い。

サンドウィッチのメニューは7種類あり、中の具材によって3つのパン屋さんから選んだバケットを使い分けるというこだわりよう。

先に塩キャラメルのアイスラテが出てきた。香ばしいカラメルの香りが食欲をそそる。早く飲みたいが、ここはジッと我慢。

サンドイッチも完成。…なんだか、光り輝いて見える。

箸休めにはピクルスと、なんと玉子焼き（！）ここにも元寿司職人の美しい仕事ぶりが見て取れる。

甘さと苦味のバランスが程よいラテと、バケットのパリっとした食感が残る絶品のサンドイッチだった。思ったのだが、この店でコーヒだけ、もしくはサンドイッチだけしか頼まないって中々難しい気がする。そう思ってしまうくらいにこの2つの組み合わせが絶妙なのだ。両方ともまだ試したいメニューが沢山ある。近々必ず再訪しようと思い、店を後にした。

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