【ゲイシャコーヒー】パナマ/エスメラルダ農園@THE COFFEESHOPで9月14日から販売
先日のスターバックスのゲイシャ販売に続き、THE COFFEESHOPでもゲイシャ種コーヒーの販売情報が出ていました。泣く子も黙る、パナマ/エスメラルダ農園のゲイシャです!これは楽しみ!!
ところで、ゲイシャ種のコーヒーって、今でこそブランドとして名前を知っている人も多いですが、昔から有名だったのかと言うとそうでもないみたいです。
ゲイシャはもとはエチオピアで育っていた野生種で、『さび病』というコーヒーノキがかかる感染病に強い品種であったためにパナマに持ち込まれました。しかし、ゲイシャ種は栽培が難しく生産性が低かったために、次第に収穫性の高い別の種(カトゥーラ、カトゥアイなど)への植え替えがされ、農園から姿を消していきました。
その後しばらく忘れられていたゲイシャ種のコーヒーですが、2004年、パナマの国際品評会『ベスト・オブ・パナマ』でエスメラルダ農園から出品されたゲイシャ種が当時の史上最高価格を記録します。その後、2007年まで優勝をすべてエスメラルダ農園が独占することになったため、2008年からは『ベスト・オブ・パナマ』から部門の特別枠として「エスメラルダ スペシャル」という農園独自のオークションが開催されるようになりました。そしてこの出来事から、ゲイシャ種は中米をはじめとする様々な産地で栽培されるようになりました。
そんな、高い品質のゲイシャ種を作るエスメラルダ農園ってどんなところ?と気になるところですが、以下小川珈琲のwebサイトにある説明が詳しかったので、引用させていただきます。
エスメラルダ農園は、パナマ西部の山々に囲まれた場所に位置し、いくつかの区画を所有または管理しています。その区画の約半数が、緑豊かな森林保護区、もしくは国立公園の中にあります。また、この農園では栽培、収穫、精選、保管、出荷に至るまで高品質なコーヒーを生産するために一貫した管理体制を取っています。同時に農園で働く人々、土地、周辺環境、エネルギーなどにも持続可能性(サスティナビリティー)を重視しコーヒーを生産しています。(出典:小川珈琲)
さて、飲む私たちにとって一番大事なのが味わいです。ゲイシャ種のコーヒーの特徴として「ジャスミンのような香り」という表現が良くされるのですが、今年のTHE COFFEESHOPで販売されるゲイシャ種はどんな感じなのでしょう。スタッフの方がカッピングされた感想が紹介されていましたので、引用させていただきます。
早速サンプルローストをしてカッピングをしてみました。
鼻に抜けるジャスミンのようなフローラルフレーバーに圧倒されます。そして、ベルガモット、アールグレイティやレモンティーを思わせるフレーバー。酸はとても上品で、柑橘系の甘さが伴った酸味が感じられます。もちろんロングアフターテイスト。後味の余韻が長く続きます。(出典:THE COFFEESHOP)
販売は9月14日から。店頭でのドリンク提供、豆は50gと100gで購入ができるとのことです。今からとても楽しみです!何回飲みに行けるかな…。
※ちなみに、エスメラルダ農園のゲイシャ種は、ワインのように区画によって落札価格が違うようです。気になる方はコチラのページを見ると面白いと思います→(同一の農園産でも区画によって評価が違う ”ゲイシャ”)
【参考】
・ゲイシャの導入-百珈苑BLOG
・珈琲きゃろっと【伝説の農園】パナマ・エスメラルダ農園
・同一の農園産でも区画によって評価が違う”ゲイシャ” – 焙煎香房シマノ
【引用】
・エスメラルダ スペシャル 2014 : 小川珈琲
・今年も「パナマ/エスメラルダ農園のゲイシャ」入荷しました! | THE COFFEESHOP(ザ・コーヒーショップ)