ノルウェー・オスロ発、北欧コーヒーカルチャーを味わえる店:FUGLEN TOKYO
今さらこの店を語るっていうのは、なんだか野暮な感じもする。2000年代初頭に米国で始まった「サードウェーブコーヒー」という動きは、その後10年ほどかけて日本に到着。今やコーヒー好きじゃなくてもその言葉は聞いたことがあるくらいに浸透しているが、その波とは異なる最先端のカルチャーを持つのが北欧のコーヒーだ。コーヒーというとアメリカや生産量トップのブラジルが頭に浮かぶかもしれないが、ICO(International Coffee Organization)が2014年に出した統計によると世界の一人当たりコーヒー消費量の2位から4位をフィンランド、デンマーク、ノルウェーと北欧が占めている(ちなみにアメリカは13位で日本は14位)。そしてこの4位にランクインしたノルウェーの首都オスロこそが北欧コーヒーカルチャーの代表格であり、そのカルチャーをここ東京でも体験できるのが2012年5月にOPENしたFUGLEN TOKYOってわけだ。(あー前置き長かった!)
FUGLEN TOKYOは渋谷は富ヶ谷の代々木公園に隣接したエリアにある。民家をリノベーションした店内は北欧アンティークで揃えられ、あらゆる国籍の人がいて、談笑したり本を読んだり、自分の今日の一杯をインスタにあげたりしている。
コーヒーはエスプレッソベースのものと、定期的に変わるシングルオリジンが数種類。浅煎りで豆の酸味や果実味を楽しめるラインナップが多いので、オススメはエアロプレスだけど暑い日には自家製のシロップを入れたアイスラテも捨てがたい。
フードは自由が丘にあるベーカリーショップ「JIYUGAOKA BAKESHOP(自由が丘ベイクショップ)」のパンがスタンバイ。持ち込みOKなのも嬉しい(昔、鮨を食べている人がいてビックリしたけど)。私は近所にあるポルトガル菓子屋「ナタ・デ・クリスチアノ」でエッグタルトを良く買っている。
毎週木曜と土曜日には誰でも参加できるパブリックカッピングがあったり、夜はバータイムとなりノルウェーのビールや季節のカクテル等も楽しめる。イベントも色々なものが定期的に開催されていて、さらに最近ではレクサスが提案するライフスタイルカフェ「INTERSECT BY LEXUS」や、村上隆氏率いるカイカイキキがプロデュースするカフェ「Bar Zingaro」、ユナイテッドアローズ原宿本店内の「UA BAR」などでもFUGLEN監修のドリンクを楽しむことができる。北欧を飛び出しここ東京で新しいコーヒーカルチャーを広げていくFUGLEN TOKYOは、オープン3年経った今もますます目が離せないショップだ。
SHOP INFORMATION
FUGLEN TOKYO
〒151-0063 東京都渋谷区富ケ谷1-16-11 / OPEN:7:30-18:00(水休)
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