パリの水事情②:パリのスーパーで見つけた、フランスの軟水ミネラルウォーターMont Roucous(モンルークス)
先日、コーヒーに合う水を探すために、パリで売っているミネラルウォーターを調べていたのですが→(パリの水事情:コーヒーと水の硬度について色々考えてみた)、昨日またMONOPRIX(モノプリ)に行ったらものすごく軟水のミネラルウォーターを見つけました。その名も「Mont Roucous(モンルークー)」。ヨーロッパにもこんな軟水があるんですねー。知りませんでした。
※発音的には「モンルークー」だと思うのですが、なぜか日本語表記だと「モンルークス」と紹介されているところが多いので、一応それに合わせ「モンルークス」って書いておきます。
赤ちゃんでも安心して飲める、軟水ミネラルウォーターMont Roucous(モンルークス)
Mont Roucous(モンルークス)ミネラルウォーターは、南フランスはトゥールーズとモンペリエのちょうど中間くらいにあるタルヌ県の、標高1000mにあるHaut Languedoc(オーラングドック)自然公園の森の湧き水を水源としています。ラベルに書かれた説明によると、ミネラル分が少ないため、赤ちゃんからお年寄りまで全ての年齢で飲むことができ、特にカルシウムとナトリウムの摂取量を制限されている人に適しているとのこと。なぜ、ミネラル分が少ないから良いのかと言うと、例えば赤ちゃんの場合だと大人に比べて腎臓が未発達であるため、大人と同じ感覚でミネラルを摂取すると分解できずに、体調を崩してしまうからだそうです。(出典:赤ちゃんミネラルウォーター.com)
他にも、ラベルの説明によると
とあります。どうでもいいけど、赤ちゃんすごいごっつい感じに写真撮られてる。。
硬度を計算してみた
そんな、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年齢層をカバーしているモンルークスですが、気になるミネラル分はカルシウム:2.4mg/L、マグネシウム:0.5mg/L。こちらのサイトで硬度計算をしてみると、なんと硬度8.1!分類は当然軟水です。これはこちらで手に入るミネラルウォーターでは圧倒的な数字の低さです。
モンルークスはどんな味?
モンルークスでコーヒーを淹れてみたというわけで、モンルークスを使ってコーヒーを淹れてみました。味ですが、苦味やクセは一切なく、飲み口も柔らかで非常に飲みやすいです。ただ、個人的には(また好みの話になってしまうのですが)こちらの豆はそもそも硬水の水で淹れられる前提で焙煎をされていると思うので、ここまで軟水を使わなくても良いのかもしれないな?とも思いました。硬水の水があまり好きじゃない方や、コーヒーの苦味が苦手というかたは、おススメかもしれません。
というわけで
ここ数日、何種類かのミネラルウォーターでコーヒーを飲み比べてみました。日本では水を意識することは全くなかったのですが、少しミネラルの量が変わるだけでコーヒーの味も変わることがわかり、とても興味深かったです。日本でミネラルウォーターを買うというと高いイメージがありますが、こちらだと1.5Lで1ユーロしないものが多いので(今回試したものは全て0.4ユーロから0.8ユーロ程度)、色々試してみると楽しいと思います。
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