【家で楽しむコーヒー:part3】エアロプレス(①基本のレシピ)
これで本当にコーヒーが淹れられるの?と、思わず目を疑ってしまうようなユニークな形状。2005年、フリスビーで有名なアウトドアスポーツメーカーAEROBIE社が、なぜかコーヒーの抽出器具を開発。昨今のトレンドでもあるサードウェーブ系の浅煎りの豆に適した抽出法法であることも手伝って、徐々に認知度をアップしてるエアロプレス。使い方はフレンチプレスとほぼ同じく、お湯を入れてプレスするだけ。しかも抽出時間がとても短く、難しそうな見た目に反してお手入れも以外と楽ちん。かなりオススメポイントの高い抽出器具なのです。
まずはパーツの説明から
- パドル
- スプーン
- ペーパーフィルター
- キャップ
- チャンバー
- ブランジャー
- ペーパーフィルターホルダー
- ファンネル
です。なんだか沢山ある感じですが、主に使うのはペーパーフィルターとキャップ、チャンバー、ブランジャーの4つだけです。
エアロプレスの特徴と使う豆
先ほど「使い方はフレンチプレスとほぼ同じと」書きましたが、フレンチプレスがただお湯を上から注いでプレスするのに対し、エアロプレスは空気で圧力をかけてプレスをします。この「空気で圧力をかける」ことで、短時間で豆の持つ味や個性を引っ張り出し、水中にコーヒーのアロマを溶けこませることができるのです。
そして、豆の持つ味や個性を引き出すということは、豆の良い部分も悪い部分も両方出てしまうということを意味します。焙煎してから日が経ち、鮮度の落ちた豆をエアロプレスで淹れると、旨味だけでなく雑味や酸も出てしまいます。エアロプレスを使う時は、なるべく焙煎してから日の浅いフレッシュな豆を使いましょう。
エアロプレスで淹れるコーヒー
ポイントを押さえたら、早速淹れてみましょう。エアロプレスは本当に沢山の淹れ方があり、ネットでも沢山のレシピを見つけることができます。今回は、2012年11月に雑誌BRUTUSで紹介されていたティム・ウェンデルボウのレシピを参考に紹介します。
■分量
- コーヒー:14g(中~細挽き)
- お湯:200g
- 抽出時間:1分
1:キャップにペーパーフィルターをセットする
2:チャンバーにキャップをセットする
3:フィルターを湯通しする
沸騰したお湯でフィルターを湯通し(リンス)し、同時にカップも温めます。(※その後、お湯は捨てます)
4:14gのコーヒー豆を挽く
5:挽いた粉を入れる。
チャンバーに挽いた粉を入れます。ファンネルを使って入れると、粉を飛び散らせずに入れることができますよ。
6:お湯を200g注ぐ
92~96℃のお湯を200g注ぎます。ブランジャーで蓋をして1分間待ちます。
7:軽く混ぜる
1分経ったら蓋をあけ、付属のパドルかスプーンなどで軽く2~3回ステアします。
8:プレスする
ブランジャーをセットし、20秒くらいかけて徐々に力をかけながらゆっくりとプレスします。
9:できあがり
使用済のコーヒー粉とペーパーフィルターは、キャップを外したら押すだけで簡単に外れるのでゴミ捨ても簡単です。
マグカップ:出西窯