梅雨どきの片頭痛、コーヒーが効くって知ってましたか?
梅雨の時期になるとなんだか頭が痛くなる──そんな方、周りにいませんか?かくいう私も、この時期は毎年片頭痛に悩まされています。タダでさえジメジメしている上に、気温も上がったり下がったりで安定しない。その上頭まで痛いとなると、結構最悪ですよね…。
そもそも梅雨は、寒冷前線と温暖前線がぶつかり合い停滞することで起こります。停滞した前線の一部が渦を巻くことによって低気圧が発生し、気圧が低くなることで周りの空気がどんどん中に入っていき、行き場をなくした空気が上昇し空気中の酸素濃度が低くなります。そこからどうして頭が痛くなるかと言うと…
低気圧により大気中の空気が低下する→空気中の酸素濃度が低くなる→酸素が薄い空気を吸う→血液中の酸素量が減る→血管が拡張する→神経を圧迫する→圧迫した刺激が脳に伝わり頭痛が起きる
という流れになっています。
さて、このように嫌で面倒くさい頭痛ですが、この時期私は普段以上にコーヒーを飲んでいます。理由は「頭痛対策」。コーヒーに含まれるカフェインには血管収縮作用があり、拡張した血管を抑える効果を期待できるからということで、自分の場合は軽い頭痛だとこれでずいぶんとマシになっているように思えます。コーヒー苦手な方は、要はカフェインなら良いわけですから、紅茶でも緑茶でも良いと思います。
他にも片頭痛を予防する効果が期待出来るものとして、マグネシウム、ビタミンB2などがあげられます(出典:片頭痛の予防療法 – 日本頭痛学会)。マグネシウムが多い食べ物は、大豆、いわし、しらす、あさり、わかめ、こんぶ、アーモンド等があり、ビタミンB2が多い食べ物は、レバー、うなぎ、納豆、牛乳、玉子など。
というわけで、コーヒー好きの自分としては、この時期はミルクや豆乳たっぷりの温かいカフェラテに、素焼きのアーモンドなどを一緒に食べるようにしています。体も温まるし、アーモンドは栄養価も豊富で腹持ちも良いので、おやつ代わりにもピッタリです。
もちろん個人差もあると思いますが、コーヒー好きの頭痛持ちの方、機会がありましたら是非一度試してみてください。